山葡萄のかごバッグ、「国産」と「中国産」」の違いは?その見分け方
山葡萄のかごバッグはとても高価なことで知られています。
特に国産の山葡萄のひごで作られたかごバッグは数十万円のものも。
山葡萄のつるはとても丈夫なため、100年もつとも言われています。
母から娘、そのまた娘に、三代に渡って受け継ぐことのできるバッグなのです。
高価な理由のひとつとしては、材料の調達が難しいこと。
山葡萄のつるを採取できるのは、1年のうち6月の約1か月間だけです。
その間にその年に使うひごをすべて採取し、
乾燥、裁断、なめしなどのたくさんの工程を経てバッグなどに使える編みひごに
加工されます。
そしてかごバッグはすべて手作り。製品となるまでに大変な手間と時間がかかります。
しかし巷では数万円で販売されている山葡萄のかごバッグもありますよね。
その値段の違いは何かというと、「国産」か「中国産」かということ。
中国産のバッグが悪いわけではありませんが、国産のものに比べて概して色が薄く
経年変化によるつやや色の出方にかなり違いが出てきます。
また、編みの技術は大変優れており、代表的な「花結び」などもとても均一に編まれて
綺麗なものも多くありますが、一方で壊れやすいといった声も聞きます。
山葡萄のバッグを見慣れていない人にとっては国産か中国産か判別が難しいかもしれませんが
見慣れてくると一目でわかるようになります。
Salon de KAGOでは正真正銘、その年に採取された国産のひごのみを使用しています。